前に監視ソフトをNagiosからSensuに切り替えて2ヶ月経ったのでまとめた - Glide Note - グライドノート を書いて、 さらに半年近く経過し、約8ヶ月間Sensuを本番環境で運用しているけど、非常に安定していて監視もちゃんと機能していて1回もsensu自体は止まったことはない。
某誌からSensuについて執筆の依頼が来てたんですが、企画が流れてしまったので、 企画段階で書いたり、作ったりしたものをせっかくなので公開しようと思う。
sensu-puppet-sampleを利用すると下記のような構成が出来上がります。
sensu-puppet-sampleではsensu用のマニフェストは1つのファイルで完結してて、
puppet apply
だけで適用出来るようになっているので、
- puppetを使ってない環境への組み込みが簡単
- すでにpuppet使っている場合は既存puppet環境との共存が簡単
というふうに作ってあります。
社内の開発サーバの死活監視が必要になったときもこれを使ってサクッと構築。
はじめに
- 簡単にSensuを試してみたい人を対象としている
- Sensu導入にはChef/Puppetの利用が推奨されているため、今回はSensu公式のsensu-puppetを利用してSensuを導入するが、Puppetにおける前提知識を必要としない
- sensu-chefと比較して、sensu-puppetは情報が少なく利用の敷居が高いため、利用方法やマニフェストの記載例として用意
- Puppetの
puppet apply
コマンドだけを利用する(agent/master構成を取らない) ( refs 入門Puppet - Automate Your Infrastructure - 達人出版会) - Puppetモジュールを積極的に活用してPuppetマニフェストが簡潔にする
- CentOS 6.xでの作業を想定してます
sensu-puppet-sampleの利用方法
sensu-puppetに関してのまとめ
sensu/sensu-puppetもsensuを本番投入前から触っていて、 9ヶ月くらい運用しているので、ちょっとまとめてみる。
sensu-puppetを利用するメリット
- サーバ構築時にpuppetを実行するだけで、構築作業と監視設定が完了して監視もその時点から始まる。
- sensuの各種設定を、puppetマニフェストを通じて生成、管理出来る。
- sensu-puppetが、マニフェストからSensuのjson形式の設定ファイル(json形式)を生成してくれるので、Sensuの設定ファイルの記載方法を覚えなくても良い
- 監視設定を追加、変更する場合はpuppetマニフェストを用意して、
puppet apply
すれば反映される
sensu-puppetを利用するデメリット
- sensu-puppet用のマニフェストの書き方をしないといけない
- ドキュメントがほぼ無いので、変わったことをやろうとするとソースを読まないといけない
sensu-puppetを使ってる人があんまりいないので、参考になれば幸いです。 Sensuが普及してきたら、特集してくれるようになので、流行ってくれるといいな-